木製ペレット供給
ベトナム森林保護プロジェクト
ペレット供給事業の背景と目的
ベトナムでは、ドイモイ政策が1986年にスタートし、市場経済化とともに経済発展を推し進め、 1996 年の共産党第8回党大会では2020年までに工業国となることが目標として定められました。
そして2007年に世界貿易機関(WTO)に加盟したことで、世界的なグローバル化の波にも乗り順調に経済成長を続けています。
しかし、こうした市場経済やグローバル化の波は、都市部と農村部の所得格差や生活水準格差を産み、農村部から都市部への人口流入が顕著になり、農村部の産業に影響が出始めています。
そうした中ベトナム政府も対策に乗り出し、生産林の面積を増やしながら外需主導による力強い林業の構築を推し進めています。
今回発足した事業は、ベトナム政府と企業、日本企業3者が協力してベトナムの森林保護を実施しながら、両国間で長期間に渡り安定した力強いビジネス関係を構築しながら、且つ地球規模で取り組みが必要な地球温暖化対策にも貢献することを目的に木質ペレット供給事業はスタートしました。
森林の持続性と合法性の確保
植林による森林再生の持続性と合法性を確保するためには、サプライチェーン上にいる営農家の隅々にまで利益が行き渡る仕組み作りが不可欠です。
私たちは森林再生までをペレット供給事業として考え、「ベトナム政府」「パートナー企業」「農家」と協力しながら、植林による森林再生を実行しながら、長期に渡る安定したペレット供給事業の実現と、森林の持続性と合法性を実現するために、この事業に係わるステークホルダーが継続可能な利益の分配を推進していきます。
森林保護プロジェクトの流れ
クアンナム県の育苗・植樹への取り組みを視察
ペレット・チップの供給事業
トレーサビリティーについて
供給されたペレット・チップのトレーサビリティーである、FSC認証書と原材料供給証明書を発行し持続性と合法性を保証します。
ベトナム産木質ペレット仕様書
ベトナム産木質ペレット成分分析表
ベトナム産ペレットの成分分析表を提出します。日本の海事検定分析もご用意致しますのでお問合せください。
ペレット調達スキーム
輸出港について
ダナン港
ダナン港はホーチミン、ハイフォンに次いでベトナムで3番目に大きな港です。
外洋と直接アクセスできる海港であり、入出港水路の水深等の制約が少ないという好条件によりベトナム中部における主要外貿拠点となっています。
ティエンサターミナルは最大喫水11mで貨物船45,000㌧までの中型タンカーが利用可能です。
ソンハンターミナルの12海里(22 km)以内は最大喫水6-7mで5,000㌧までの船が利用可能です。
ペレット供給契約はFOB・CIFどちらでも可能
FOB(Free On Board)
- 製品価格
- 梱包費
- 国内輸送費
- 輸出通関
- 船積経費
CIF(Cost、Insurance and Freight, named port of distination)
- 製品価格
- 梱包費
- 国内輸送費
- 輸出通関
- 船積経費
- 保険料
- 運賃
輸出会社が輸入港までの運賃と保険を負担。